【豆知識】知らないと絶対損する土地と建物の法律「連帯保証人」
カテゴリ: 匠技建スタッフブログ
作成日:2023年04月06日(木)
皆さんは「保証人」と「連帯保証人」の違いはご存知でしょうか。
保証人は「連帯」という言葉が付くか付かないかによって大きな差があります。
今回はそんな「連帯保証人」について、いったいどういうものなのかをお伝えしたいと思います。
■連帯保証人って何?
連帯保証人とは、物件を借りている人と連帯して債務(責任)を負う保証人のことをいい、簡単に言えば「借主が家賃などの支払いをしない場合に、代わりに請求することができる人」です。
借主と全く同じ立場とみなされ、滞納金を請求されるため、非常に責任が重く重要な人物です。
民法改正前は、賃貸借契約から生じる一切の債務について連帯保証するのが主流でした。
もしも契約者が家賃を滞納し続けた場合、際限なくいくらでも連帯保証の義務を負わないといけませんでしたが、これではあまりにも連帯保証人にかかる負担が大きすぎるということで、様々な議論がされていました。
2020年の民法改正で、極度額(限度額)は書面によって「○万円」と明瞭に定めなければならず、極度額を決めずに契約を締結してしまうと、その契約は無効となります。
そのため、連帯保証人に対して支払いを求めることができなくなってしまうのです。
■連帯保証人は簡単に引き受けない
民法改正によって連帯保証人は以前に比べると守られるようになりましたが、連帯保証人になることで人生が大きく変わってしまう恐れがあります。
身近な人に頼まれたとしても「もしも」のことを考えて、簡単に引き受けないようにしましょうね。